GTMの設定って難しいって思っていませんか?実はそんなに難しくはありません、もちろん無料でできます!
設定に必要なものは以下の通りです。冒頭で説明したとおりですが、有料ソフトなどは一切必要ありませんのでご安心ください!
- Google アカウント
- Google アナリティクス(以下GA)
- PC
目次
GTMでできること
GTMは、Googleアナリティクス単体ではできない、または設定が難しい機能を追加するツールだということを念頭に入れていただき読み進めていただければと思います。
以下、GAだけでは計測できない/しにくい項目になります。
- スクロール計測
- Youtube動画再生計測
- 電話番号クリック計測
- メールアドレスクリック計測
- 外部遷移計測(アフィリエイトリンククリック計測)
- クロスドメイン計測
etc
また、上記はデフォルトのGAでは計測ができません。GTMを実装することで計測が可能になる拡張機能です。
それでは、このようにGAの解析をより便利にするGTMの設定方法説明していきます。
手順①Googleアカウントを作成する(既に持っている方はスキップ)
目標時間:5~10分
まだアカウントを持っていない方はGoogleアカウント作成サイトにて作成をお願いします。特に難しい操作はないイメージですので説明は割愛させていただきます。
手順②Google タグマネージャ(GTM)のアカウントを作成する
目標時間:5分
※GTMを設定するにはGoogleアカウントが必要になります。
GTMと何度も連呼していますがそもそも何か。
GTMとは、簡単に説明すると「コード/タグの管理・配信ツール」です。
ここでいうタグとはhtmlのタグを指します。
例えば、ブロガーの皆さんもアドセンスやアフィリエイトを設置するとき、”コード”をコピーしてHTMLに貼りつけていますよね?

GTMは上記のコード(タグ)を管理し、特定ページに配信できるようにするために使います。
GTMに関する余談
GTMについてもっと知りたい方向けに説明をします。読み飛ばしていただいて構いません。
GTMを使うことで、HTMLやphpなどのソースコードに手を加えず、指定したページに特定のタグを配信することができます。例えばGAのPVタグやイベントタグ(電話番号のクリック、外部サイトへ遷移計測用のタグ)もGTM経由で配信が可能です。
ほとんどの方がGAタグの記述(トラッキングコード)を各ページのHTMLに直書きをしていると思います。しかし、イベント計測をする際はGAのトラッキングコード+イベント計測用のコードを各ページに記述しなければいけません。
しかし、GTMを使うことで、上記の設定をする際はGTMのコードをHTMLに記述するだけでいいのです。(GAのトラッキングコードも、イベント計測用コードを記述する必要がありません)
いきなり上記の説明を理解しろと言われても難しいので、覚えなくていいです。コード(タグ)配信ツールということだけ覚えていてください。

既にGTMアカウントをお持ちの方はこの手順①をスキップしてください。
GTMの設定サイトを開く
GTMの設定サイトを開きます。(GTMはWebのみで設定が可能なGoogleのツールです。ソフトウェアをDLする必要はありません)

「無料登録」を押します。そうするとGoogleアカウントでログインすることを要求されます。

Googleアナリティクスを使っている人は、GAと同じアカウントを使用しましょう。
手順④GTMのアカウント・コンテナの初期設定を行う
目標時間:15分
Googleアカウントでログインすると以下のページが表示されます。まずはアカウントとコンテナの初期設定を行います。
GTMコンテナの初期設定を行う

アカウント名と国を入力して続行を押します。ここは何も考えず入力しましょう。
GTMコンテナの初期設定を行う
ここも何も考えず設定を行います。
GTMコンテナとは、サイトやブログに配信する「コード・タグ」を管理するための箱です。正直コンテナに関しては「管理箱」と覚えるだけでいいです。

まず、サイトのURLをいれます。コンテナの使用場所は「ウェブ」を選んでいただき、「作成」を押してください。
手順⑤GTMのタグを全ページのHTMLに記載する
②の手順が終わるとGTMのコードがポップアップで出てきます。
headとbodyタグにGTMのコードを実装します。

①は<head>内に記載、②は<body>の最上部に記載してくださいと書いてありますが、実際どこにはりつけても動きはします。
⇒Googleが推奨している位置は上記の通りです。
上記ポップアップを閉じてしまった場合

誤ってコードを閉じてしまった場合はGTM管理画面の右上にあるGTMコンテナ番号を押すと再度表示されます。

コードを貼りつけないといけないのは分かったけど、htmlとかわからない
という方の救済措置としてwordpressにはGTM設定用のプラグインがあります。
上記アンカーテキストからプラグインをダウンロードしてもよいですし、プラグイン検索で「Google Tag Manager for WordPress」と検索するとプラグインが表示されますので、それをダウンロードし設定を行います。

設定画面ではGoogle Tag Manage IDというところに先ほどのコンテナ番号を入力します。(GTM管理画面右上のGTM-xxxという英数字)
Container code placementとは、GTMの挿入か所を選択する項目です。これは一番上の「Footer of the page」を選択します。フッターはGoogleの推奨位地ではありませんが、仕方ないです。ただ、私が検証した限りでは、きちんと動作しておりました。
手順⑥GAの計測タグ(PVタグ)を設定する
目標時間:1分
まずは下記コンテナ設定をダウンロードしましょう。PCでダウンロードしてください。
下記のコンテナ設定を先ほど作成したGTMコンテナにインポートし少々の設定変更することで、あなたのサイト(各ページ)のPVも計測ができます。
手順⑦ダウンロードしたコンテナをGTMにインポートする
目標時間:5分
先ほど、ダウンロードしていただいた圧縮ファイルを解凍して、GTMにファイルをインポートします。

まずはGTMを開き、画面上部にある「管理」タブを開きます。開いたら、「コンテナをインポート」を押しましょう。
するとインポート設定画面が開きます。下記画像を参考に設定をお願いします。

まずは「コンテナファイルを選択」ボタンを押し、ダウンロードしたコンテナファイルを選択します。
ワークスペースを選択は、今回初めてGTMを設定した人は、既存を選択します。
インポートオプションを選択では、今回初めてGTMを設定した人は、「矛盾するタグ、トリガー、変数を上書きします」を選択します。
既存でGTMを設定している人は、「矛盾するタグ、トリガー、変数の名前を変更します」を選択した方が、既存設定を崩す心配がないためよいかと思います。
上記の設定でインポートを行います。

これでPV計測の準備は整いました。あと1ステップです。
手順⑧インポートしたコンテナの変数設定を変更する
目標時間:5分
コンテナインポートしたし終わりでしょ?と思った方もいるかもしれませんが、まだです。あとちょっとです!!!!
この章ではGAのトラッキングIDが必要ですので、まだGAアカウントを作成していない方はページ下部にある「補足①GAアカウント作成」をご覧ください。

インポートしたコンテナの「変数」のユーザー定義変数の中に「UA-00000000-0」という変数があります。
まずは上記の変数の中身を変更しましょう。

このGoogleアナリティクス変数の名前とトラッキングIDを下記の画像を参考に変更してください。

トラッキングIDはGAを開く⇒歯車マーク⇒プロパティ設定の中にあります。
プロパティが複数存在する場合は、スクロール計測のデータを蓄積したいビューが紐づいているプロパティのトラッキングIDを確認します。
確認できたら「UA-xxxxxxxx-x」までコピペします(「」コピーしないでくださいね)
あとは、GTMの変数設定画面に戻り、コピーしたトラッキングIDを貼りつけるだけ。以上で設定完了です。
手順⑨GTMの公開ボタンを押す
目標時間:1分
あとは簡単GTMの画面の右上にある「公開」ボタンを押すだけ!!!!!!!!


「バージョン名とバージョンの説明」は任意なので、お好きに記載いただけばと思います。
記載したら再度「公開」をおすとPV計測がはじまりGAにデータが蓄積されます。
設定お疲れさまでした!!!!!
まとめ
いかがだったでしょうか。
作業が多く大変だったかもしれません。これにてGTMの初期設定は完了しました。

大変おつかれさまでした!!
以上、閲覧いただき、ありがとうございました。